福岡市は9日、福岡・博多の観光案内サイト「よかなび」を開設した。パソコン版(http://yokanavi.com)のほか、携帯版、タッチパネル式端末でも展開。企業や市民から幅広く情報を集めてコンテンツを充実させたのが特徴。外国語版もあり、国内外の観光客の利用を期待している。飲食店の情報は、自治体の公式観光サイトとしては初めて、飲食店検索サイトを運営する「ぐるなび」と提携した。
福岡市が従来運営してきた「よかナビ」に代わる新しい情報サイト。観光やレジャー、イベント、グルメ、宿泊などの目的別に、情報や地図などを検索できる。日本語のほか、英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語のページもある。
企業や団体、市民らの協力でコンテンツを強化したほか、観光や歴史、グルメなどにそれぞれ精通した専門家などが案内役を務める「よかなびコンシェルジュ」といったコーナーも設けた。ぐるなびと提携した飲食店の検索では、約1千軒の情報を紹介している。
携帯版を開設するのは今回が初めてで、6月下旬からは市内の主なバス停350カ所に掲示するQRコードからも地域情報を入手可能にする。また、タッチパネル式端末は、天神地区と博多駅の観光案内所、福岡空港などに設置している。
よかなびは動画による情報提供も行っているほか、動画共有サイト「ユーチューブ」に福岡観光専門チャンネルを開設、旅行に役立つ映像を配信している。